検察審査会の議決要旨(申立9号)

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・・・本件は、新年早々1件目となる「不起訴不当」案件である。被疑者については昨年5月に「余罪数十件か」と一部で報道されており、本件以外では既に起訴されているようだが、残念ながら筆者は該当する公判を傍聴出来ていない。

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令和2年 横浜第三検察審査会審査事件 (申立)第9号

申立書記載罪名:住居侵入、窃盗
検察官裁定罪名:住居侵入、窃盗
議決年月日:令和3年1月14日

議決要旨:
 上記被疑者に対する住居侵入、窃盗被疑事件(横浜地方検察庁 令和2年検第5419号)につき、令和2年8月28日上記検察官がした不起訴処分の当否に関し、当検察審査会は、上記申立人の申立てにより審査を行い、次のとおり議決する。

* 議決の趣旨: 本件不起訴処分は不当である。

* 議決の理由:
1.被疑事実の要旨
 被疑者は、金品窃取の目的で、令和2年4月5日午前0時頃から同日午前7時30分までの間に、申立人方に無施錠の1階居間掃出し窓から侵入し、その頃、同所において、同人ほか2名所有または管理の現金約20万936円、スイカカード2枚(残高合計1万3398円)、商品券(額面合計5500円)及びセカンドバック2個ほか104点(時価合計約7万9510円相当)を窃取したものである。

2.検察審査会の判断
(1)防犯カメラの映像及び被疑者の供述から本件犯行の日時に申立人宅所在の住宅街を被疑者が徘徊していることが認められる。
(2)本件被害品であるスイカカード2枚を本件犯行から最大約35時間後には被疑者が所持していたことを確認できている。
(3)被疑者は忍込みの常習犯であり被疑者が盗みの流儀と自供する手口は本件事件と一致する。
(4)被疑者の現金使用が確認できるのは、本件犯行日時後である。
(5)被疑者と知人のラインのやり取りは、犯行を疑わせるものである。

 上記のとおり、本件は被疑者の犯行の可能性が非常に高いのであるから、更に現金の入手先について、犯行前後の現金の流れ、口座の入金の経歴、また、被害品の2枚のスイカカードの使用が意図的であり、更に調べを尽くして欲しい。
 よって、上記趣旨のとおり議決する。

 令和3年1月14日
 横浜第三検察審査会

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