テーマ:独擅場

検察審査会の議決要旨(申立13号)

・・・本件は、今年になって2件目となる「不起訴不当」案件であり、且つまた「起訴相当」案件である。筆者はこれまで、延べ15年間にわたって検察審査会の議決要旨を観察・記録して来たが、これほど頻繁に不起訴不当が出てくるようになったのは、つい2~3年前からである。 -------------------------------------…
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証言台から愛をこめて・・・

「本来なら、あまり負担を掛けたくないので待ってくれとは言いづらいが・・・その人の事を愛しているので、ずっと待って欲しい」 ・・・氏名不詳者と共謀し、横浜市戸塚区内で被害者からキャッシュカードをだまし取った上にATMで現金100万円を引き出したとして、窃盗などの罪に問われた被疑者(22歳)が1月18日に行われた勾留理由開示の意見陳述…
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検察審査会の議決要旨(申立9号)

・・・本件は、新年早々1件目となる「不起訴不当」案件である。被疑者については昨年5月に「余罪数十件か」と一部で報道されており、本件以外では既に起訴されているようだが、残念ながら筆者は該当する公判を傍聴出来ていない。 --------------------------------------------------------…
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最後の一言(40)

「厚生労働省には、指定薬物リストを常にアップデートして欲しい」 ・・・氏名不詳者と共謀し、昨年5月と7月にオランダから指定薬物(メチルメトカチノン)合計20g余りを密輸しようとしたとして、医薬品・医療機器法違反、関税法違反の罪に問われた被告が20年12月16日に行われた公判の最終陳述で述べた一言である。  筆者がこの被告と御…
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最後の一言(39)

「今まで何回も刑務所に入っていましたが、どうぞ寛大な処置をお願いします」 ・・・19年12月30日に横浜市都筑区の東山田郵便局へ拳銃のようなものを持って押し入り、職員を脅して現金102万円余を強奪したとして、建造物侵入・強盗などの罪に問われた桂田照彦被告が20年10月14日に行われた公判の最終陳述で述べた一言である。  検察…
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検察審査会の議決要旨(東京第六)

・・・本件は、日本中の誰もがご存知の「起訴相当」案件である。この議決要旨を素直に読む限りに於いては、どう考えても黒川氏は「ギャンブル依存症」であると言わざるを得ず、もはやリーチがかかっている現時点でも早急に専門の医療機関へ行って治療を行うべきである、と筆者は強く勧める次第。  ちなみに、今回の議決要旨には、本文中に「賭け麻雀」…
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20年の記録

・・・2020年の筆者は、混沌とする社会情勢の中でも傍聴日数を着実に重ねる事が出来た反面、注目していた多くの判決を見逃してしまったのは何とも悔やまれる。 ☆傍聴日数・・・91日 ☆傍聴した事件数・・・352件(うち裁判員裁判28件)  〔判決公判のみの傍聴も含むが、同一事件の公判を何回傍聴しても「1件」で計算している…
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検察審査会の議決要旨(申立12号)

・・・本件は、今年に入ってから6件目となる「不起訴不当」案件である。下記の通り、スーパー店内で発生した極めて稀な事案であり、筆者からすると検察官が不起訴処分にしたのも無理からぬものがある、と言わざるを得ない。しかしながら検察審査会でこういった議決が出た以上、検察庁は起訴するのか否かを今一度、じっくり吟味すべきではあるまいか。 --…
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判決速報 11月12日

・・・傍聴された方からの情報によると、一審で窃盗の罪に問われた被告の控訴審判決で、東京高裁の細田啓介裁判長は「本件は窃盗罪に該当せず器物損壊罪が適用されるが、そもそも被害届が出ていないので訴訟条件が無い」として控訴棄却を言い渡した、との事。
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気になる「差し戻し」

・・・傍聴した方から寄せられた情報によると、10月30日に東京高裁第1刑事部の若園敦雄裁判長は、過失運転致死の罪で禁固1年10ヶ月を言い渡された被告の一審判決を破棄し、審理を横浜地裁へ差し戻す判決を言い渡した、との事。  →[東京高裁 令和元年(う)第509号]  本件は、昨年8月に横浜市栄区内の丁字路交差点で発生した、いわゆる…
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最後の一言(38)

「父親と母親を殺してしまった事については、妹と弟に迷惑を掛けてしまい反省しています」 ・・・今年の7月17日に藤沢市湘南台の自宅で、首吊り自殺をしようとして失敗した実父(当時89歳)に毛布をかぶせるなどして窒息死させた上、その2日後には実母(当時84歳)の承諾を得て首を絞めて殺害したとして、自殺幇助・承諾殺人の罪に問われた被告が9…
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最後の一言(37)

「必ず守らなければならない事を守れなかった事に、深く反省しています。車は二度と運転しません」 ・・・今年の3月に横浜市戸塚区のJR戸塚駅前で乗用車を無免許運転したとして、道交法違反の罪に問われた被告が9月11日に行われた公判の最終陳述で述べた一言である。  この被告、犯行当日は仕事の依頼をされた会社がある江東区から、首都高湾…
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最後の一言(36)

「本当に飲酒運転は危険な行為だという事を、あらためて知る事が出来ました」 ・・・今年の3月15日深夜に乗用車を酒気帯び運転した上、横浜市青葉区美しが丘の交差点で原付バイクに追突して男性(19歳)に加療10日間の怪我を負わせたとして、道交法違反・過失運転致傷の罪に問われた被告(53歳・女)が9月4日に行われた公判の最終陳述で述べた一…
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最後の一言(35)

「私を信用して来て下さった方々に十分な支援を出来なかったのは、私の不徳の致す所です」 ・・・今年の4月に那珂市福田の障害者支援施設内で、施設の利用者4人に平手で叩いたりつねったりするなどしたとして暴行の罪に問われた被告が、9月7日に行われた公判(水戸地裁)の最終陳述で述べた一言である。  実はこの被告、福祉系の大学を卒業した…
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最後の一言(34)

「半年経って、特別な感情はありません」 ・・・元交際相手の女性(33歳)に対し、今年の4月~6月までの間に99回にわたって電子メールを送信した上、女性宅の前で7時間以上にわたって待ち伏せするなどしたとして、ストーカー行為規制法違反の罪に問われた被告が8月17日に行われた公判の最終陳述で述べた一言である。  被告は今年の2月に…
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裁判官の「訓戒」(25)

「やはり裁判としては、しっかり向き合うべきでした」 ・・・2年前の18年8月に横浜市中区の簡易宿泊所前で、知人男性(30歳)に暴行して加療1週間の怪我を負わせたとして傷害の罪に問われていた被告に対し、懲役10ヶ月の実刑判決を言い渡した後に述べた、野村充裁判官(横浜地裁)の一言である。  筆者は失念していたのだが、実は本件の判…
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検察審査会の議決要旨(申立2号)

・・・本件は、今年に入ってから5件目となる「不起訴不当」案件である。本件については7月2日付の新聞各紙でも報じられているが、それによると今年9月には業務上過失致死罪の公訴時効(10年)を迎える、との事。いわゆる「医療過誤」をめぐって検察審査会が不起訴不当を議決したという極めて稀な例でもあり、今後の検察の対応が注目される。 ----…
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最後の一言(33)

「日本の政府、司法機関に人間らしく扱ってもらった事に感謝している」 ・・・昨年6月に出張先の米国から郵便で大麻5.79グラムをキャンプ座間内の自宅へ密輸したとして、大麻取締法違反・関税法違反の罪に問われた被告が6月5日に行われた公判の最終陳述で述べた一言である。  米国籍の被告はフィリピンの高校を卒業後に米軍へ入隊し、現在は…
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裁判官の「訓戒」(24)

 「今日ちゃんと、お父さんと一緒に帰って下さい」 ・・・テレグラムで知り合った仲間と共謀し、今年の2月に大和市内の高齢者宅へ窓ガラスを割って侵入したとして住居侵入・器物損壊の罪に問われていた被告に対し、懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の判決を言い渡した後に述べた、鈴木秀行裁判官(横浜地裁)の一言である。  5月20日に行われた公…
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検察審査会の議決要旨(申立4号)

・・・本件は、昨年12月に本欄で一部だけを紹介した議決要旨の全文である。   【12月24日付記事→https://0-3459.at.webry.info/201912/article_11.html】  政府の一部首脳が「単なる思いつき」(?)で行った緊急事態宣言の影響により、裁判所もごく一部の業務を除いて5月6日まで休止状…
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最後の一言(32)

「警察組織にも御迷惑をお掛けしました」 ・・・氏名不詳者らと共謀し、昨年9月~10月の間に泉署の警察官等に成りすまして高齢者からキャッシュカードをだまし取った上、現金合計1,661万円余を引き出して盗んだとして、窃盗の罪に問われた蕪木紀哉被告が3月31日に行われた公判の最終陳述で述べた一言である。  被告は犯行当時、県警第一…
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最後の一言(31)

「立ち直るきっかけをつかめるようにしてくれる検事や裁判官にも、お礼を申し上げたい」 ・・・氏名不詳者らと共謀し、昨年3月~6月の間に高齢者から14枚のキャッシュカードをだまし取った上、現金合計870万円を引き出して盗んだとして、詐欺・窃盗の罪に問われた被告が2月27日に行われた公判の最終陳述で述べた一言である。  被告はキャ…
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検察審査会の議決要旨(申立14号)

・・・本件は、今年に入ってから早くも4件目となる「不起訴不当」案件である。 -----------------------------------------------------------      令和元年 横浜第三検察審査会審査事件 (申立)第14号 申立書記載罪名:強制わいせつ 検察官裁定罪名:強制…
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検察審査会の議決要旨(申立10号)

・・・本件は、今年に入ってから既に3件目となる「不起訴不当」案件である。本件の内容もさることながら、昨年あたりから“激増”している不起訴不当案件の内容を見た限りに於いても、あらためて昨今の検察の捜査姿勢については疑問を持たざるを得ない。  もっとも、政権の意向を忖度するだけの今の検察に、そもそもまともな捜査を期待する方が、どだい無理な…
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検察審査会の議決要旨(申立14号)

・・・本件は、年明け初の「不起訴不当」案件である。 -----------------------------------------------------------       令和元年 横浜第一検察審査会審査事件 (申立)第14号 申立書記載罪名:準強制性交 検察官裁定罪名:準強制性交等 検察審査会認定…
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19年の記録

・・・2019年の筆者は経済的な事情に振り回された結果、多くの無罪判決を見逃してしまった。不正指令電磁的記録保管の罪に問われた被告の判決はかろうじて傍聴する事が出来たものの、横浜地裁の裁判員裁判で言い渡された4件の無罪(一部を含む)を全く傍聴出来なかったのは、悔やんでも悔やみ切れないという心境だ。 ☆傍聴日数・・・78日 …
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極めて異例の「不起訴相当」

・・・12月23日の午後に地裁掲示板に貼り出された検察審査会の議決要旨は、16年9月に発生した大口病院事件のものだった。  本件については、3件の殺人罪と数件の殺人予備罪で逮捕・起訴された久保木愛弓被告の公判前整理手続が横浜地裁で進行中なのだが、公判(裁判員裁判)よりも前に検察審査会で余罪についての議決がなされる事自体、極めて異例…
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最後の一言(30)

「色々お騒がせして、すみませんでした」 ・・・知人に依頼を受け、今年の6月に愛川町から逃走中だった小林誠被告を横須賀市内の自宅にかくまった上、覚醒剤を使用するなどしたとして、犯人蔵匿・覚せい剤取締法違反などの罪に問われた被告が12月16日に行われた公判の最終陳述で述べた一言である。  この日に行われた証人尋問・被告人質問等に…
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裁判官の「訓戒」(23)

 「この事件は、たまたま起こったのではない。貴方のどこに問題があったのか、しっかり見つめて欲しい」 ・・・06年9月に川崎市宮前区のトンネル内で、帰宅途中の女性(当時27歳)を包丁で刺して殺害したとして殺人の罪に問われていた鈴木洋一被告に対し、懲役28年を言い渡した後に述べた、景山太郎裁判官(横浜地裁)の一言である。  被告…
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最後の一言(29)

「警察が頑張っている姿を見て、(自分が)情けなく思います」 ・・・知人の会社員らと共謀し、今年の8月に伊勢原市内の駐車場で乗用車を盗んだ上、解体して部品をインターネットで売りさばくなどしたとして、窃盗の罪に問われた被告が12月4日に行われた公判の最終陳述で述べた一言である。  25年前から自動車整備業をしていたという被告は、…
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