きょうの判決(12月14日・横浜地裁)

・・・この日は、裁判員裁判が3件予定されていたものの、いずれも午後からの開廷だった。その為か、午前中の公判はたった1件のみだった。

①事件番号:令和2年(わ)第926号
 罪 名:毒物及び劇物取締法違反
 判 決:懲役10ヶ月・執行猶予3年
 担 当:梅本裁判官(単独)
 概 要:被告は今年の6月に横浜市中区山元町のアパート自室で、シンナー約31リットルを吸引目的で所持した。弁護側は「掃除目的で所持していた」と起訴事実を争っていたが、判決理由の中で梅本裁判官は「被告人の主張通り夜中に曝露していたら重篤な中毒症状を有していた筈で、およそ掃除をしていたとは考えにくい。偶然ではなく、意図的に吸引していたのが合理的に推認される」などと指摘。その上で、「08年に罰金刑に処せられた同種前科2犯を有しながら再犯に及んでおり、シンナーに対する親和性が認められる」としながらも、「罰金前科以外の前科は無く、養育すべき子供がいる」として情状酌量を認めた。判決言い渡し後、梅本裁判官は「しっかり社会内で更生出来るように頑張って下さい」と被告に語り掛けた。

②事件番号:令和元年(わ)第1236号等
 罪 名:強盗致傷、傷害
 判 決:懲役9年(未決勾留日数320日算入)
 担 当:景山裁判官(合議/裁判員裁判)
 概 要:被告は仲間と共謀し、18年8月14日に相模原市南区相武台の路上で男性(23歳)を引き倒すなどして暴行し、加療2週間の怪我を負わせた。その4日後には、海老名市内の路上で交通トラブルとなった大型トラックを無理やり停止させて運転手の男性(46歳)に暴行し、現金1万円を強奪して男性に全治1週間の怪我を負わせた。更に、その15分後には大和市中央林間の路上で自転車に乗っていた男性(30歳)に暴行して現金1万3千円を奪った上、男性に全治2週間の怪我を負わせた。弁護側は起訴事実の一部を争っていたが、判決理由の中で景山裁判長は「被害者が脅迫文言を聞き間違える可能性は無く、被告人が自己の不利益な供述を隠す意図があると考えられる」などと指摘。その上で、「大和と海老名で加えた暴行は度を越した執拗なもので、犯行態様は粗暴で危険性が高い。これまで服役前科5犯を有して10年近くも服役していたのにも拘らず、前刑執行終了後1年以内に再犯を繰り返しており、相当厳しい非難を加える必要がある」などとした。判決言い渡し後、景山裁判長は「小さい頃から不遇の生い立ちがあって、ずっと抜け出せずにいたのが今の貴方。新たな人生を歩むのには、服役は必要な時間」などと被告に語り掛けた。

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