きょうの判決(11月30日・横浜地裁)

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・・・この日は、今年の8月にフランスから大麻4.75gを航空便で密輸しようとしたとして、麻薬特例法違反などの罪に問われた被告の公判が405号法廷で開かれていた。この被告はこれまで前科1犯・前歴1件を有しているのだが、いずれも大麻所持の事案だったとの事。どうも被告は、大麻のみに依存・執着する傾向があるようで、この日の最終陳述でも「頭の片隅に、ずっと大麻があった」と述べていた。
 尚、検察側は論告で懲役2年6ヶ月を求刑し、弁護側は執行猶予を求めて結審したが、裁判所は「一部執行猶予」の可能性を示唆しており、どのような判決が言い渡されるのか筆者は注目したい。

①事件番号:令和2年(わ)第678号等
  罪 名:公務執行妨害、覚醒剤取締法違反
  判 決:懲役6年(未決勾留日数90日算入)・罰金200万円
  担 当:中山裁判官(合議) 
  概 要:被告は今年の4月~5月10日までの間、県内またはその周辺で覚醒剤を使用した。更に、5月10日には横浜市西区北幸の路上で覚醒剤を営利目的で所持した上、職務質問した警察官に催涙スプレーを噴射するなどした。弁護側は起訴事実の一部を争っていたが、判決理由の中で中山裁判長は「覚醒剤使用・所持の故意に欠ける所は無い。携帯電話には密売と整合する経過が残されており、営利目的も認める事が出来る」などと指摘。その上で、「所持量は584gと大量。上位者の指示に従って所持していたものと見られる」などとして、被告に実刑判決を言い渡した。


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この記事へのコメント

傍聴次郎
2020年12月05日 12:26
中山裁判長は、いつの間にか横浜に異動した印象です。

東京高裁は、相変わらず控訴棄却が目立つ
寂しい状況ですが、
棄却の中でも、「一審は量刑理由を一切示していない」
「判決予定日の弁論再開後の後の被告人最終陳述を
やり忘れ、判決宣告中に気付き、慌てて最終陳述させた」等
興味深い審理経過がさり気なく語られる事があります。

このような事があるだけに、
高裁裁判長には、一審宣告裁判所名に言及して頂けると
ありがたいと思います^^
執筆者
2020年12月07日 16:28
全くご指摘の通りで、控訴審は一審以上に丁寧な説明をすべきであると私も思います。

恐らく、高裁としては「当事者や代理人が承知していれば良いだろう」と詳細な説明を割愛するのでしょうが、仮に一審で手続き上の不備や判決理由に問題点があるのならば、一審の場所のみならず担当裁判官や量刑・判決理由をしっかり示すべきです。
そうでなければ、当事者や傍聴人に「どうせ同僚をかばっているのだろう・・・」と思われても仕方がありません。