地裁の小窓 ー傍聴最前線ー

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zoom RSS きょうの判決(5月10日・横浜地裁)

<<   作成日時 : 2017/05/10 20:00   >>

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・・・この日は、10:00から401号法廷で住居侵入・窃盗の罪に問われていた被告に判決が言い渡される予定だったのだが、保釈中の被告が法廷に姿を現さなかった為、判決言い渡しが見送られるという一幕があった。
 何でも、「昨日の夜には在宅していたものの、今日の4:00には家にいなかった」との事で、弁護人曰く「実刑が予想されたので逃げたのでは・・・」。
 それを受け、検察側は「保釈を取り消すべき」と主張したが、裁判官は「別の事情があるかも知れないので、今日は様子を見る」として、この日は閉廷。次回期日は追って指定される事となった。

@事件番号:平成29年(わ)第238号
  罪 名:過失運転致傷
  判 決:禁固1年・執行猶予2年
  担 当:前田裁判官(単独)
  概 要:被告は昨年10月に乗用車を運転していた際、横浜市戸塚区内の交差点で赤信号を見落として原付バイクと衝突。バイクを運転していた男性(51歳)に加療5ヶ月の怪我を負わせた。判決理由の中で前田裁判官は、「自動車運転手としての基本的注意義務に違反した程度は重い。違反歴が多く、交通法規遵守の意識が希薄」としながらも、「事実を認めて反省しており、前科も無い」として情状酌量を認めた。

A事件番号:平成29年(わ)第215号
  罪 名:傷害
  判 決:懲役1年2ヶ月
  担 当:池田裁判官(単独)
  概 要:今年の1月に覚せい剤取締法違反で実刑判決を受けた被告は、タクシーの車内で喫煙したのを運転手(65歳)に注意された事に立腹し、12年8月に横浜市神奈川区内の路上で同人に殴る蹴るの暴行をして加療5ヶ月の怪我を負わせた。判決理由の中で池田裁判官は、「無抵抗の被害者を暴行した態様は執拗で危険なもの。12年7月に覚せい剤取締法違反で執行猶予刑を受け、本件は僅かその1ヶ月後の犯行でもある」として、被告に実刑判決を言い渡した。

B事件番号:平成29年(わ)第342号
  罪 名:道交法違反
  判 決:懲役5ヶ月・執行猶予2年
  担 当:池田裁判官(単独)
  概 要:被告は昨年9月に藤沢市内の一般道で乗用車を無免許運転した。判決理由の中で池田裁判官は、「14年7月に免許取り消し処分を受け、15年6月に罰金刑を受けた1年3ヶ月後に本件犯行に及んでおり、懲役刑はやむを得ない」としながらも、「反省して車を処分しており、正式裁判は今回が初」として情状酌量を認めた。

C事件番号:平成29年(わ)第207号
  罪 名:過失運転致傷、道交法違反
  判 決:懲役10ヶ月・執行猶予2年
  担 当:池田裁判官(単独)
  概 要:被告は昨年11月に横浜市神奈川区内で乗用車を運転した際、ハンドルを切り損ねて対向車線にはみ出して乗用車と衝突。対向車の運転手に加療2週間の怪我を負わせたにも拘らず、現場から逃走した。判決理由の中で池田裁判官は、「ハンドルを適切に操作しなかったという過失程度は大きい。任意保険に加入していなかったのを理由に現場から逃走したのは、無責任で身勝手」としながらも、「被害者の怪我は軽傷であり、合計70万円を支払って示談が成立している」として情状酌量を認めた。

D事件番号:平成29年(わ)第327号
  罪 名:覚せい剤取締法違反
  判 決:懲役1年4ヶ月(未決勾留日数30日算入)
  担 当:池田裁判官(単独)
  概 要:被告は今年の1月頃、横浜市西区内の自宅で覚せい剤を注射して使用した。判決理由の中で池田裁判官は、「15年5月に同種事犯で懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡されたにも拘らず、猶予期間中に再び使用している」として、被告に実刑判決を言い渡した。

E事件番号:平成29年(わ)第411号
  罪 名:覚せい剤取締法違反
  判 決:懲役1年6ヶ月・執行猶予3年
  担 当:池田裁判官(単独)  
  概 要:被告は知人と共謀し、今年の2月に横浜市戸塚区内の駐車場に駐車中の乗用車内で、覚せい剤を使用した。判決理由の中で池田裁判官は、「約2年前から勤務先の同僚と使用するなどしており、刑事責任は軽くない」としながらも、「反省して妻や父親の監督に服すると誓約しており、前科・前歴も無い」として情状酌量を認めた。
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
保釈OR在宅起訴の、実刑リーチの被告人の遁走は、何度か自分も経験しました。

保釈なら、逃げればお金が帰ってこないとはいうものの、
実刑か執行猶予は、被告人にとって天地の差になるので、検察官も判断が難しい所ですね…
傍聴次郎
2017/05/10 20:38
横浜地裁の被告は基本的にお行儀の良い人が多いのか、保釈中に逃亡する例は数年に一度あるかないか、といった所です。
ただ、交通事件絡みで在宅起訴になった被告が公判をすっぽかす例は、結構あります。
おっしゃる通り、実刑と執行猶予では雲泥の差がありますので、被告のみならず弁護人や検事も血眼になって策を巡らすのは致し方ない面もあるでしょうが、やはり「反則技」は使わないで欲しい、と願わずにはいられません。
執筆者
2017/05/11 20:23

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